大相撲の物言いと水入りのルール

物言いをつける

行司の判定に間違いがあると意見することを物言いと言います。

物言いは、審判委員だけでなく控えの力士もつけることができます。
土俵溜まりに5人の審判委員が座り、東西に最低1人ずつの力士が控えに座ります。

物言いの際には挙手し、その後、土俵上で審判員と行司とで協議します。
行司は協議には参加できますが、決裁権はありません。
また、控えの力士が物言いをつけた場合でも、控え力士は協議には参加しません。

ビデオ室でも映像を見て確認しますが、あくまで参考資料で、最終的には審判長が判定を決めます。

水入り

取組の時間が、3〜4分を超え、両方の力士に疲れが出たり、勝負に進捗が見られないときに、審判委員の合図を受けた行司が取組を中断させ、休憩を取ることができます。
これを水入りと言います。

水入りの際には、行司や審判委員は力士の手足の位置や体制をよく覚えておき、水入り後は同じ体勢から再開します。

水入りの適用は十両以上からで、幕下までは二番後取り直しとなります。