大相撲の負けにならないルール

大相撲では、先に手をついたり土俵の外に出ても負けにならないルールがあります。

死に体

死に体とは、取組中に体の重心を失い、自力では回復できない状態のことを言います。
両方のつま先が上を向いて、体がおよそ30度以上傾いた場合に、死に体とされます。

かばい手

相手の力士の上に乗りかかり、相手の力士の上に落ちるのをかばうために、先に土俵に手をつくことをかばい手と言い、この場合、負けになりません。

送り足

相手の力士を空中に持ち上げ、足が完全に地面に浮いているとき、相手を外に出そうとして、先に自分の足が土俵の外に出ても負けになりません。

かばい手も送り足も相手が死に体の場合に負けになりません。

同体取り直し

行司は、どんなに難しい判定であっても、どちらかに軍配を上げなくてはなりません。
そのため、両方の力士が同時に体がついたときは、物言いがつき、同体取り直しとなります。