スラムダンク「決着をつけたかった仙道と延長を選んだ牧」
海南vs陵南の残り数秒、牧のボールをスティールした後、仙道が速攻に行く。
しかし、あえて牧に追いつかせファウルを誘う。
魚住を欠いた陵南は、何とか仙道が繋ぎとめてるだけで、延長を戦う余力はなかった。
ここで2点を取っても同点にしかならない。
したがって、牧にファウルをもらいバスケットカウントにし、フリースローを決め逆転勝ち。
この数秒で仙道が描いたシナリオ。
追いついた牧。しかし、おかしいと感じ、あえて得点を許す。
すげー、かけひき。
バスケをしていた人間からしたら感動するわ。
痺れる。
「決着をつけておきたかった仙道、あえてブロックに行かず延長を選択した牧。」
これ実際にあるからね。
国内の試合ではあまりないと思うけど、NBAではたまにあると思う。
このチームはこのまま延長に行くと厳しいだろうなーとか、このチームは延長に行っても有利だなーとか、
でも、こんな数秒ではほとんどないと思うし、たぶんNBA選手でも中々できないと思う。
できるとしたら、レブロンやジョーダンクラスと思うけど、
このクラスは超越してるから、もっとすごいことを考えてるかもしれない。
この数秒の間に、この判断をした仙道が天才なら、
これを選んだ井上雄彦は、もっと天才。